電気防食の原理と方式

電気防食の原理と方式

 

 

  • 水中または土中における金属の腐食は局部電池の形成による電気化学的機構において起こるものであるから、その腐食電流を打ち消すだけの直流電流を人為的に流入させると腐食が抑制される。 

 

  • 腐食電流を防食電流で打ち消して腐食を防止する防食法を電気防食法という。                     電気防食法には「流電陽極方式」と「外部電源方式」がある。

 

【流電陽極方式】

 別称犠牲陽極方式とも呼ばれており、鉄よりも卑電位な金属(マグネシウム、亜鉛、アルミニウム)を接続することにより、形成される電池作用により管の電位を下げて防食するものである。

 

  

【外部電源方式】

 地中に不溶性の電極(高珪素鋳鉄、MMO 等)を設置し、これに直流電源装置の(+)極を、埋設管には(-)極を接続し、不溶性電極から電流を送って管の電位を防食電位まで下げて防食するものである。

 なお、他埋設物に悪影響を及ぼす懸念がある場合は、電極の位置を地中深く設置することにより影響を小さくする「深埋電極法」を適用する。